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古河市人権教育講演会が開催されました!

2011年9月16日

 8月18日(木曜日)、古河市人権教育講演会がとねミドリ館で開催されました。
 この講演会は、市および市教育委員会の共催で毎年行っているもので、事前に申し込まれた市民の方、小中学校教職員やPTA、市職員など約700人の方の参加がありました。
 今年は、講師に南雲明彦先生(ご自身が「学習障害(※1)」の一つの「ディスレクシア(※2)」である方)をお招きして、『「ボク、学習障害と生きてます」〜気づきから理解へ〜』と題し、自らの体験などについて講話をいただきました。
 「ディスレクシア」は、アメリカの人口の約1割もの人がこの障害を持っており、現在研究を進めているそうですが、日本ではまだ事例が少なくあまり認知されていないようです。
 
※1 「学習障害(LD)」とは、字を書く・読む、話す・計算するなどのどれかの習得、使用に目立った障害があること。

※2 「ディスレクシア」とは、知的能力や知覚障害には異常がないにもかかわらず、文字の読み書きが困難になる障害。学習障害の一つ。
 
人権教育講演会
▲講演中の南雲先生
 今回の講演会は、「学習障害」や「ディスレクシア」という言葉について、もっとたくさんの人に理解してもらい、その障害をもった方々の人権について考えてもらおうという目的で行われ、当事者本人ではないとわからないリアリティのある内容、先生の語り口や熱意によりすべての参加者に先生の「想い」「メッセージ」が伝わったことと思います。

 なお、講演の概要は、次のとおりです。
(1)障害で苦しんだ日々のこと(幼少の頃から、字が書けない・読めないということで苦しみ、自分なりに学習方法を考えながら勉強してきたが、「ディスレクシア」という障害を知っている・理解している人が周りにいなくて、不登校になったり、学校を辞めたり、仕事に就けてもディスレクシアの影響で退職せざるを得ない状況になってしまったことなど)
(2)もっとたくさんの人が自分の障害を理解してくれたらもっと楽に生きられたこと
(3)障害を持った人の全部を好きにならなくても「孤立しない」ようにすることが大切であること
(4)障害は一つの「個性」であり、理解と支援が重要であること

 今回の講演を聞き、思いやりの気持ちが大切だということをあらためて感じました。いつ、どんなときでも思いやりの気持ちを忘れないようにしていきたい。そして、私たちの周りには、見た目で分からない障害をお持ちの方がたくさんいますので、その障害をきちんと正しく理解し、どんな支援が自分にできるのかを考え、自分ができる支援を身近なところからしていけたらと思います。

 最後に、講演会終了後、参加者から次のような意見・感想がありましたので、一部ご紹介いたします。

◆教職員より
・学習障害の生の声を聞けて、とても身近に感じた。熱心にお話をされ、それがひしひしと伝わってきた。一人一人をよく理解し、一人一人を大切にしたいとあらためて考えさせられました。
・学習障害がどんなものか知らなかったので、見え方・聞こえ方でこんなに苦労していることを知ることができて良かったです。障害は個性として周囲がとらえて接していくことで、障害のある方が暮らしやすくなるんだなあと感じました。一人一人のニーズに合った支援ができる世の中にしていきたいと思いました。
・「個」を大切にしたいと思った。子どもとの接し方をあらためて考えさせられました。

◆PTAより
・「学習障害」とは何か?どう障害と向きあっていったらよいかが少し分かった。まずその人の障害を分かってあげるということの大切さを分かることができました。
・「学習障害の○○くん」ではなく「○○くん」を最初に考えて欲しいというお話、とても感動しました。その通りだと思います。今後、頭において生活していきたいと思います。
・なんとなく分かっていた学習障害について、実際の体験談を聞く機会は今までなかったので、今日貴重な話を聞くことができて良かったです。今の世の中、学習障害の子が多いので、指導してくださる先生方にもっともっと聞いていただきたい内容なので、こういう講演は、今後ももっとあると良いと思います。
・このような講演は、教育者ばかりでなく多くの誤解をしている保護者に聞いてほしいです。他の発達障害についても勉強したいです。
・南雲先生が言うように気軽に自分の障害について、話し合える社会が一日も早く来ることを切に願います。

◆市職員より
・「学習障害」という言葉を初めて聞きました。他の障害も含めて、周囲の人の対応の重要性を感じました。
・「学習障害」という言葉は、聞いたことはあるが実は理解はしていなかった。そういった障害を抱えた方たちは、実際にはたくさんいると思うが、周りの人の理解を深める意味でも、こういった講演はとても有意義な時間だと感じました。

◆市民の方より
・人権教育講演会には初めて参加しました。次回も楽しみにしています。重要な活動だと思いました。
・学習障害を持つ子の率直なつらい気持ちを感じ、息子が頑張ってきたことを振り返ることができました。

 

お問合せ

【古河庁舎】生涯学習課  電話0280-22-5111(代表)

 

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