古河文学館は、平成10年10月の開館以来文学をメインテーマに置きながら、さまざまな芸術分野に関する事業を積極的に展開してきました。今回は、そうした芸術文化活動の原資となっている永井事業基金についてご紹介します。
古河文学館の運営に関しては、文学館の開館する 1
年半以上前から市民の各界(文化団体や教育・議会等)各層(各世代の代表ということで現役の高校生も含む)の代表者からなる文学館運営準備委員会を組織して検討を行った結果、基本構想を策定し、基本構想に基づいて今日まで行っています。
基本構想の中核となる文学館の基本理念は、次のとおりです。
渡良瀬を背景とする古河の文学風土を発掘・保存・継承し、まちづくりの活性化に寄与する。また、市民の文化交流の場と機会をつくりだし、新たな地域文化創造の拠点を目指す文学館とする。
前段の活動としては、年 4
回季節ごとに実施する特別展や企画展、テーマ展、関連行事としての記念講演会、さまざまな内容の文学講座、文学散歩や朗読会等があります。
後段の活動として、館主催で実施している音楽会や演劇公演等と市民の創造活動の場と機会を提供するサロンや講座室の貸館事業があります。
文学館の開館に合わせて館の中核となる資料に加えて、永井路子先生から文学館でさまざまな文化事業が実施できるようにと1,000万円の寄付がありました。
文学館では、この寄付を文学館永井事業基金として地域文化創造のための事業を積極的に展開しています。質の高い芸術文化を古河の地で享受できるように、そして市民が聴衆として、芸術文化に親しむだけでなく、自ら造り手として活動できる拠点をつくることが目標です。
館主催事業としては、文学関係では「短歌入門」等の文学講座。音楽関係では、「オーケストラを楽しむための楽器入門シリーズ」等のテーマ別の演奏会シリーズ。演劇では、永井路子原作「うたかたの・わかぎみより」等ほぼ毎月1回のペースでざまざなま分野の事業を行っています。また、サロンを使っての、市民自らの手による音楽会や朗読会、演劇公演等年々回数が増え文化創造の拠点として、車の両輪が動き出したといえるでしょう。機会がありましたら、サロンを利用してみませんか。
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