クラスのみんなに変なニックネームをつけられて、学校が大嫌いになってしまったふみこちゃん。ある日、水族館へ遠足にいきました。やさしいふみこちゃんは、おなかをすかせているかめさんに、えさをあげます。そして、おべんとうの時間・・さあ、大変です!水そうの水がもれて、にげだした魚がたくさんおしよせてきます。 

たかしたかこさんの色えんぴつを使い優しさを基調とした個性的な童画を得て、素敵な創作童話が誕生しました。「海からのしょうたいじょう」です。 本作品で童話作家としての一歩を踏み出したのが一色悦子先生です。 

先生は、昭和16年(1941)福島県郡山市に生まれました。父親が長年郡山市立図書館長を務めていたことから、小学から高校まで図書館の敷地内に住み、少女期を本の中で育ちました。 その後、京都女子大学短期大学部を卒業(専攻は文科国語)。卒業後、中学校の国語科教諭、保育所の保母などを務めた後、昭和55年第30回毎日児童小説に「受験連盟」が入賞、作家活動を開始しました。昭和57年「海からのしょうたいじょう」を小学館から処女出版。同年、小学生の男の子がバスの中で思わずおばあさんの財布を取ってしまう「事件」をめぐって、刑事、先生、「犯人」の男の子、目撃者の女の子らが、リレー式に話し手となり、物語を展開していく「どろぼう橋わたれ」(童心社)を出版。昭和59年に出版された「そうすけべんとうやです」は、茨城県の課題図書に指定され、また、古河地方の昔話を再話した「古河のむかしばなし」の編集にも携わりました。 現在も、ずっこけでも元気な子どもを主人公にした作品を書き続けており、作家活動以外に劇団「ピオネール」の舞台でも活躍されています。(「海からのしょうたいじょう」小学館  小学校2 ・3年生向)

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