『日本の解剖ことはじめ〜古河藩医河口信任とその系譜』

『日本の解剖ことはじめ〜古河藩医河口信任とその系譜』(品切れ)
平成10年(1998)10月発行
A4判/56頁/1000円(送料210円)

 明和6年(1769)、古河藩医の河口信任(かわぐちしんにん)は、医者の立場で、手ずから頭部を含む人体解剖をおこなった。
 京都、西土手仕置場においておこなわれたこの解剖から3年後、信任は、その解剖所見を含む成果を1冊のにまとめ、『解屍篇』(かいしへん)と名付けて刊行している。医師みずからの執刀、脳・眼球解剖の所見を含むものとしては、日本最初の解剖書の誕生であった。『解体新書』に先立つこと2年前のことである。
 なお、河口信任と人体解剖のほか、初代の河口良庵から、祐卿河口信順・杏斎河口信寛・久斎河口新久など、歴代河口家の医の系譜を俯瞰した。
 図版として、『解屍編』全文と全図をはじめ、河口信任が使用した現存最古の解剖刀などを掲載する。
目次
T 解屍編の世界
 1.「解屍編」誕生
2.解剖に対するまなざし 〜日本人の人体観
3.解剖学者 河口信任
U 河口家人物列伝
 1.古河藩河口家 〜「医」の系譜
2.祐卿 河口信順
3.杏斎 河口信寛
4.久斎 河口信久
5.“うえほうそう” 〜河口家の種痘活動
6.河口家の医療具
V 医家のまいにち
 特別寄稿 川島恂二 「歴代蘭医 河口家の特別展を祝う」
河口信任『解屍編』全文
河口家系統図+河口信任関連史跡

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