『奥原清湖展 −明治南画家の粉本と作品 そして生き方−』

古河歴史博物館 特別展
『−奥原晴湖画室繍水草堂移築記念−奥原晴湖展』
平成22年(2010)3月発行
A4判/80頁/1000円(送料290円)

奥原晴湖(1837-1913)は幕末・明治時代に活躍した女流南画家。古河藩士池田家に生まれた晴湖は、同藩士で谷文晁門下の枚田水石に画を学び、元治2年(1864)画家として身を立てるため関宿藩士奥原家の養女となって江戸に出る。下谷に居を構え、多くの文人墨客や政界の名士と交流し、豪放闊達な画風で一世を風靡、南画家として成功を収めるが、南画界の衰退と、活動の拠点としていた上野摩利支天横町の画室が鉄道敷設用地として買い上げられたことを機に、明治24年(1891)旧古河藩領でもあった埼玉県熊谷へ隠棲、新たな制作拠点をつくる。これが「繍水草堂」。はじめ「繍佛草堂」のちに「寸馬豆人楼」とも称した。ここにおいて、晴湖は高雅優麗な密画作品を数多く残した。このほど御子孫より古河市に寄贈された「繍水草堂」は、古河歴史博物館敷地に改修移築されて公開中。
 本展ではこの公開を記念し、明治期の南画界の一翼を担った奥原晴湖の画業を、円熟期である熊谷時代の作品を中心に紹介する。
 
目次

4   晴湖と文人たちの世界  作家 永井路子
7   奥原晴湖の生涯と作品  元東京学芸大学教授 古河市文化財審議委員 小川知二
11  作品図版
      古河から江戸へ         11
      江戸 墨吐烟雲楼の時代   12
      東京 墨吐烟雲楼の時代   13
      熊谷 繍水草堂の時代    21
      晴湖をとりまく人びと 支援者  43
                 弟子  55
58  奥原晴湖の画室  
      墨吐烟雲楼
      繍水草堂
71 資料
      略年譜
      印章
      新聞記事
      参考文献
      出品目録

 

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