展示図録 好評販売中

鷹見泉石展『鷹見泉石展−国宝のモデルが集めた文物』
平成16年(2004)10月発行
A5判/80頁/800円(送料210円)

 よく見る顔だが、具体的なことは何も知らない・・・そういうことありませんか?
 当館にも、その最たる事例があるのです。日本でもっとも有名な肖像画のモデルでありながらどこの誰かはわからない−古河藩家老の鷹見泉石(1785〜1858)はそういう人かもしれません。その肖像画は、江戸時代を代表する画家、渡辺崋山の描く「鷹見泉石像」。現在、国宝に指定され、東京国立博物館に収蔵されているこの作品も、かつては、代々鷹見家に伝来してきたものであったのです。
 そして、平成16年6月8日、当館所蔵の鷹見家歴史資料の中から、「鷹見泉石関係資料」3157点が国の重要文化財に指定されました。
 平成13年から翻刻刊行をはじめた『鷹見泉石日記』も、本年、全8巻すべて完結しています。
 そこで、この節目の記念すべき年に、鷹見泉石とその収集文物を中心とする特別展を開催することになりました。国宝のモデルが集めた文物の世界へ、皆さまを誘います。※再版 出来ました!

目次
T 海を渡った国宝−鷹見泉石像
U 渡辺崋山との交流
    1 崋山と泉石の交流−早すぎた近代人
    2 国宝の掉尾を飾る渡辺崋山−その画業の一端
V 鷹見泉石関係資料
    1 特別展覧会「嘉永以前西洋輸入品及参考品」
    洋書の部・和書の部・文書の部・地図の部・洋画和画の部・銅版の部・学術器械の部・陶器の部・貨幣記念牌の部・織物の部・硝子器の部
  2 網羅的なのになぜかまとまっている−歴史資料「鷹見泉石関係資料」を関    連づける点と線
       @活字になった『鷹見泉石日記』の全容
       A人脈から生まれた歴史資料
       B江戸の文化財調査官
       C辺境に思いを寄せる
       D編著作−海外事情を啓蒙する教科書
       E仕事もしてました
       F子孫のために
       Gこんなものまで集めたの・・・・
       H散逸をまぬがれて
       I鷹見泉石のサイン
W 博覧会の時代から博物館へ
     1 鷹見泉石の発見
        博物館草創期の特別展覧会「嘉永以前西洋輸入品及参考品」
     2 博覧会の人気者−いつ・どこで・なぜ−
     3 鷹見家の博物館活動−散逸の阻止から保護・活用へ
     4 文化財という共有遺産−鷹見家歴史資料
X 藩主に並ぶ地位
    1 従四位の意味
     2 贈位奉告祭−古河初の特別展観「鷹見泉石展」開催
解説編
資料編
    鷹見泉石像を読んでみる
    鷹見泉石ゆかりの地
    鷹見泉石 略歴
    鷹見久太郎とコドモノクニ
   鷹見家略系図(泉石以降)