展示図録のご案内
『智の大老 土井利勝』
平成12年(2000)10月発行
A4判/64頁/1000円(送料290円)
浜松に誕生した土井利勝(1573〜1644)は、二代将軍徳川秀忠・三代家光の出頭人として、初期の幕府政治を支えている。寛永10年(1633)に古河城主、つづく15年(1638)には江戸幕府最初の大老に就任。利勝は、初期の幕政における重鎮として、その知謀を大いに発揮した。
本図録では、初期幕政をたくみに誘導した利勝の活動を紹介している。「年寄(後の幕府老中)」として、制度や諸機構の定まらぬ幕府草創期の歴史に、利勝の陰がつねに見え隠れしていることがわかるのではないだろうか。
また、利勝の時代、茶の湯の果たした役割・雰囲気というものを、同時代の美術工芸品によって紹介した。旧磐城平藩主安藤家のご厚意により、伝来の道具による「式正の茶」の世界を再現したものである。安藤家初代の重信は、二代将軍秀忠の誕生からその傅役となり、利勝とともに、年寄として秀忠政権を支えた。
秀忠政権における両柱として、利勝の”智謀”に対し、安藤重信は、「やわらぎ」の面を担当、その伝統は、現在も御茶・御香の家元「安藤御家流」としてひきつがれている。
さらに、福井県大野市および愛知県刈谷市に伝来する土井家関係文化財も公開した。いずれも利勝の子にはじまる土井家をその城主とする歴史を持つ都市である。※ご迷惑おかけいたしますが、現在、品切れ中です。再版の予定など詳細については、ご連絡ください。
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