
中国漢代の印章と検模型
検とは、木簡の一種である。木簡は、紙が普及する以前に用いられた文字を書く為の木製の札である。ただ、一般の木簡が細長い板であるのに対し、検にはいろいろな形があるが、だいたいが幅広で短い。検の意味は、物品を閉じこめて中身を見ることを禁じる事と、宛名を書くものと、2点ある。用法は、まず木製板に墨で文章を記し、内容保護の為に木製板で蓋をする。その上蓋には封泥を保護する為の匣がある。紐で縛り易くするための溝が匣には削られていて、板を紐で縛ると匣に粘土を埋め込み、印章を捺して封泥が出来上がる。匣は印章が捺せる大きさにできている。この模型は、検の一形態である。印章は、漢代の「関内候印」で、封泥に印影を作る為に文字が凹んだ陰刻になっている。
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1998